なぜ?白髪になるのか?
もともと白髪が色ずくのは、毛髪が頭皮内で成長する過程で、メラノサイトという色素細胞が作り出したメラニン色素が、毛髪内に取り込まれることによります。
メラノサイトは毛髪の成長に合わせて、その数やメラニン合成能力が変化し、生えかわり時には数が激減しますが、新しい髪が生えかわる際に、新しく産生され、毛乳頭のまわりに増殖していきます。
しかし、ストレスや老化や病気などにより、毛乳頭への血液の流れが悪くなり、メラノサイトの働きが悪くなると、髪が生えかわるときに、毛乳頭のまわりにメラノサイトが再配列置されなくなり、メラニン色素を作れなくなってしまいます。
遺伝
解明されていない部分が多いのですが、遺伝的な原因で白髪になることがあります。若白髪は遺伝によっておこることが多いです。白髪になりやすい、なりにくいなど、人によってメラノサイトの寿命という遺伝的な要素を持っているといわれています。
病気
マラニアや胃腸疾患、甲状腺異常、貧血症などの病気により、白髪が増えることがあります。
また白斑などができると、その部分が白髪になることもあります。
栄養不足
ビタミン、ミネラル、良質なたんぱく質が不足し、内臓の働きが減ることで、白髪になることがあります。
ストレス、精神的
苦労すると白髪が増えると、という話をよく聞かれると思います。ストレスと髪の毛の関係はとても深く、身体にストレスがかかると毛細血管が収縮してしまうため、血流がわるくなり、毛母細胞の働きを弱める原因になります。ただし「一晩にして真っ白になる」というのはウソ。黒い髪は、ある日突然白くなることはありません。
白髪の予防するには?
一番大切なことは、毛乳頭(毛の製造工場)への血行を促進し、毛母細胞の働きを活発にすることです。その結果、メラノサイトから再び黒いメラニン色素が作られ、黒い髪の毛が生えてくることもあります。ですから、頭皮を柔らかく健康に保つことが大切です。そのためには、細胞の弾力を守るコラーゲンを積極的に摂っていきましょう。コラーゲンはうなぎや豚足、牛筋、アキレス腱のついた肉にも豊富に含まれます。鳥皮、軟骨、魚の皮やひれ(フカヒレなど)にも多く含まれます。体内で加齢とともにコラーゲンが減少していくのは、活性酸素も原因のひとつです。この活性酸素の働きを抑える栄養素はビタミンEとビタミンCです。
ストレス解消
受験やストレスフルな状態で白髪が増えたり、円形脱毛症がおきたりというパターンがあります。精神的なストレスは髪の健康によくありません。うまくストレスを解消していきましょう。また精神的なもですが、身体的なストレスも解消してください。過度のダイエットで体の健康状態が悪くなり、髪が抜けたり白髪が増えたり、という女性がいます。たとえ痩せてもこれではダイエット失敗です。睡眠不足も、白髪には大敵です。
頭皮マッサージ
頭皮をマッサージしてその血行を促進することで、毛母細胞が活性化します。
毎日のシャンプーの前後に、指先で軽くマッサージをして頭皮の新陳代謝を高め、髪のつやをアップさせます。白髪そのものの色は変わらなくても、その他の黒髪を健康的にすることで髪の印象は随分変わってきます。
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